黄昏草日記

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help RSS 足利直冬と霜月仲冬、金沢貞顕

<<   作成日時 : 2005/06/08 13:28   >>

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先日、本屋に行った時のこと。
「ナンクロ」雑誌の他に、
ある本を2冊購入しました。


何気なく、歴史関連書籍コーナーを
フラフラしていたところ…



「佐殿っ!!」



とある本に目がとまり、ココロの中で思わず声を挙げました(笑)


「佐殿」といえば、今をときめく(?)頼朝兄が
真っ先に思い浮かびますが…
この場合は足利直冬(あしかが ただふゆ)のことです。

その本とは、吉川弘文館人物叢書『足利直冬』でした。

室町幕府の初代将軍・足利尊氏の子にして、
そんな尊氏の弟・足利直義(あしかが ただよし)の養子となった人。


そして私、霜月仲冬にとって重要な人物でもあります♪

「ブロガーに50の質問」でも少しふれていますが
実は霜月仲冬というハンドルネームの「冬」の一字は
この佐殿こと、足利直冬からとったもの。

“名付け親”と言ってしまえば言い過ぎかもしれませんが…。
(おばかな妄想、と一刀両断されたらそれまで、ですケド(笑))


そんな仲冬が、人物叢書『足利直冬』を買わないワケには参りません

「人物叢書」シリーズに、こんなマイナーなキャラを
よく採り上げたものだと感心すら覚えますが。(^^;


そして、ついでと言っては何ですがもう1冊、
同じ人物叢書の『金沢貞顕』を発見して迷いました(笑)

これまた、足利直冬に負けず劣らずマイナーなキャラかと。

鎌倉幕府の末期、第十五代の執権で
称名寺(金沢文庫)に縁のある人物です。

称名寺(金沢文庫)がお気に入りの場所たる仲冬にとって
この本もかなり捨てがたく…

迷ったあげく、『足利直冬』『金沢貞顕』の2冊とも買ってしまいました。

大河ドラマ『義経』の感想を書いていて
“源平スイッチ”が入りつつある仲冬ですが…

“太平記スイッチ”も同時進行しそうな雰囲気です♪



それにしても…「人物叢書シリーズ」に尊氏兄や直義はないんでしょうかね?
マイナー路線で行くなら、ぜひとも足利基氏を希望。(笑


【この刹那の一曲:アンジェラ・ヒューイット|M.ラヴェル 《クープランの墓》トッカータ
Maurice Ravel (The complete solo piano music)

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
「足利直冬」、私も買いました。「金沢貞顕」もだいぶ迷い、数日後買おうと思って買いにいったらもうなくなっていました。
 黄昏草日記、今日初めて拝見いたしましたが、楽しみが増えました。今後もご活躍されることをお祈りいたします。それでは。
石徹白 宇留生
2005/06/09 01:49
こんにちは。
わたしの尊敬する瀬野精一郎先生の「足利直冬」、いつ出るのかといわれていましたが、とうとう出版され、それをご購入なさっとということで、コメントさせていただきます。
先にコメントをつけられている方の時には金沢貞顕のほうが売り切れていたということですが、「足利直冬」のほうが競争率は高い気がします。
無事ゲットおめでとうございます^^

直冬の詳しいことは知らなかったのですが、直義の養子なんですね。
尊氏と直義は非常に仲のよかった兄弟ですから、尊氏が自分の子を弟の養子にすることについてはなんの躊躇もなかったと思います。

足利直義に関しては、佐藤進一先生という大先生が直義のファンだと生前公言しておられたので、佐藤先生のご本を探してみてはどうでしょうか。
ちなみに「足利義満」という、平凡社ライブラリーから出ている本も非常におもしろいのでおすすめです。

以前からときどき拝見させていただきましたが、歴史を楽しんでいらっしゃるようで、専攻しているものとしてはうれしい限りです。
今後も更新がんばってくださいね。

それでは。
noel
2005/06/09 11:34
>石徹白 宇留生さん
こんにちは。『足利直冬』買われたのですね!
こんなマイナーな武将の本、買う人いるのかな?と素朴なギモンがあったので、コメントいただいて驚いています(笑)。
『金沢貞顕』ありませんでしたか…。。ネットで注文して入手する、という手もありますよ。

このブログ、駄文を綴っているだけなので、何だか恐縮です(笑)
仲冬@黄昏草日記
2005/06/09 23:52
>noelさん
こんにちは。『足利直冬』の方が競争率高そうなのですか〜!
金沢貞顕より足利直冬の方が有名なのでしょうかね?(笑)
瀬野精一郎先生という方は残念ながら存じ上げず、
ただ、直冬の名前だけに反応して衝動買いしてしまいました。(^^;

尊氏兄と直義は、本当に仲のいい兄弟だったようですね。
ただ、直冬を挟むと、どうだったのか…。
尊氏兄は直冬を「自分の子供じゃないっ!」と拒絶していたみたいですし。。

佐藤進一先生という方も、残念ながら存じ上げませんでした…(^-^;;
直義ファンとなれば、ぜひとも著書を読んでみたいです♪
教えていただき、本当にありがとうございます!!

noelさんは歴史(日本史?)を専攻されているのですか!
私はミーハー街道をまっしぐらに突き進んでいるので、何だか恐縮です。
大学では理系(工学部)でしたし。。(^^;
仲冬@黄昏草日記
2005/06/10 00:02
noel様、はじめまして
 佐藤進一先生といえば、先ごろ中公○庫から復刊されました『日本の歴史9南北朝の動乱』くらいしか知りませんので、なにかお勧めがあれば、機会をみて教えていただけたらと思います。
 そういえば、直義といえば、彼が病床に伏した時に、当時の貴族がその死を心配した時に平重盛の死と同様に政道があってなきごとき有様になるだろうと心配したとされますから、まんざら今の話題からも離れた人ではないような気もします。こじつけではありますが。
 また、霜月仲冬様には、ひとつお聞きしたいことがありまして、HNの由来が北条仲時に由来するということでしたが、この仲時は鎌倉時代末に六波羅探題北方に就任した人物のことなのでしょうか。まことに失礼かとは思いますがどうかご容赦していただいて教え願えないでしょうか。



石徹白 宇留生
2005/06/10 04:44
>石徹白 宇留生さん
こんにちは。
北条仲時ですが、石徹白 宇留生さんのおっしゃるとおりですよ。
近江の番場宿で自害した最後の六波羅北殿、越後守仲時のことです。

湯口聖子の『風の墓標』という少女マンガ(笑)を読み、
自分のHNにしたという、かなりイイカゲンな由来ではあります(^^;

もう一つ、北条仲時とは無関係に「仲冬」を
「なかふゆ」ではなく「ちゅうとう」と読むと、旧暦ですが
「11月」を意味するので「霜月(11月) 仲冬(11月)」といった
“言葉遊び”の要素も採り入れました(笑)
仲冬@黄昏草日記
2005/06/10 11:12
>霜月仲冬さま
『足利直冬』はかなり以前から瀬野先生が書かれているというお話だったのですが、なかなか出版されなかったため、今回ようやく世の中に出て話題になっているのです(研究者の間で・笑)。
瀬野先生は九州のほうの研究を中心になさっている方で、有名な研究者なのですよ。
佐藤進一先生も日本を代表する歴史家の一人です。

直冬のことはわたしはいままでまったく知らず、金沢貞顕の名の方をよく文書で見かけていました。
わたしの個人的な認識では、貞顕の方が有名な感じがしますが……
不勉強なのでどちらがどうという正当な判断は下せません。

尊氏と直義の兄弟仲については、尊氏が「今生では自分の幸せはなくていいので、その分を直義にお与え下さい」と神社にお参りしたというエピソードだけでかなり感情移入してしまいました。
直義大好きです。

わたしはよくなんで歴史なんかやっているのかと言われて悲しい気持ちになるので、歴史好きな方を見かけるとうきうきしてしまいます・笑。
わたし自身半分以上趣味ですよ。


長くなってしまって投稿できなかったので分けます。
申し訳ありません。
noel
2005/06/11 22:33
この場を借りてコメントを返します。
連続投稿申し訳ありません。


>石徹白 宇留生さま
中公の『南北朝の動乱』はわたしも読みました。
ただあれは少し古くて、現在の研究はもう少し進んでいますので、最近出版されている概説書もお読みになるとよいかもしれません。
最近は地域史や社会史も注目されていますので、おもしろいと思います。
少し前までは、中世史と言えば荘園ばかりでしたから。
講談社の『日本の中世』シリーズは結構おもしろいです。わたしは網野善彦先生の書かれた00巻に感銘を受けました。

佐藤先生のご本では、有名なもので『鎌倉武士の実像』というものがあり、最近は文庫で出ていますが、非常に難解で読みづらいです…。
やはり前に挙げました平凡社ライブラリーの『足利義満』がわたしの一番のおすすめです。三回読みました・笑。

網野先生の著書もいろいろおもしろいものがありますよ。
講談社学術文庫『東と西の語る日本の歴史』はとても示唆に富んでいて楽しんで読めました。


長くなりました。
失礼いたします。
noel
2005/06/11 22:34
>noelさん
こんばんは!『足利直冬』の本、そういう事情があったのですね(笑)
それにしても、九州ですか!
私自身、太宰府生まれですし、北方謙三の『武王の門』やら読んで、極めてミーハーながら愛着のある地域なので、そういう方がお書きになったことを踏まえて『足利直冬』を読んでみたいと思います(^^)

尊氏兄が直義のことを祈願した、清水寺の願文ですね?
私も、このエピソードは大好きですよ。本当に仲が良かったようで。。
その分、後の観応擾乱が痛ましいですけど…。

歴史を好きになると、何気ない場所も、思い入れのある場所になるので本当に大好きです(^^)
知れば知るほど、そんな思いがどんどん膨らんでいきますしね♪
仲冬@黄昏草日記
2005/06/12 22:16
霜月仲冬様
 太宰府といえば、ここを制圧した征西将軍宮こと懐良親王は、霜月仲冬様や地元の方々にとってはどういちづけになっているんでしょうか。霜月仲冬様には、直冬とは宮は、直接対決とまでいかなかったわけですが、やはり敵なので憎い相手なのでしょうか。すいません。また質問の形でのコメントになってしまいました。たあいのない質問なので機会がありましたらで結構ですので。

石徹白 宇留生
2005/06/13 03:10
noel様
 さすがは、最前線で戦われる方なわけで、もう次から次からこぼれでてくるような感じですね。さて網野善彦先生ですとこれもかなり古い本になってしまうんでしょうねえ。一世風靡した『異形の王権』。そういえばお奨めの『足利義満』を探しにいったのですが、ひいきの本屋さんにこれがありませんでして、いや平凡社ライブラリーの本で佐藤進一先生の本、3つくらいあったのです。なぜかそれだけないのです。ついでに『異形の王権』も。これは買う必要はないのですが。こうなるともうない以上買いたくなってしまうのが人の常というもの。必ずや買いましょう。
 ただありがたいのは、検索や独自で本を探すのもそれはそれで面白いものですが、やはり専門の方やすきな方からお話いただいて買うというのは別格のような気がします。
石徹白 宇留生
2005/06/13 03:12
>石徹白 宇留生さん
こんばんは。懐良親王のいちづけ、ですか!?
地元の方々全員のことは到底わかりかねるので、単なる推測ですが…
「懐良親王? 誰それ?」といった反応が多数派だと思いますよ。
たぶん藤原純友も、似たり寄ったりかと。

私個人の意見ですが「憎い相手」だとは到底思えません。歴史上の人物に対して憎悪の念を抱けるほど、その時代について知り尽くしているワケではありませんから。
憎しみの気持ちを抱くのは相当に疲れますし、歴史を好きになりにくくなりますし。
あくまで基本は、ミーハー街道一直線な私です。
仲冬@黄昏草日記
2005/06/14 00:25
こんにちは。尊氏は実の子を認めないという一面があったのですね。
わたしは尊氏を尊敬していたのでちょっとショックでした。
でも、尊氏にもそれなりの理由があったのだとおもいます。
グラタン
2006/04/14 17:09
>グラタンさん
こんにちは。
尊氏が直冬を認めなかったのは、単に尊氏が
恐妻家だったから…とかではなく、
きっと色々な理由がありそうですよね。
仲冬@黄昏草日記
2006/04/15 11:37

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